Suffolk
サフォーク
サフォークは日本でも最も馴染みの深い羊の一種です。
サフォークは元々英国のアーサー・ヤングという人によって、
ノーフォークホーンの雌とサウスダウンの雄とを掛け合わせて生まれました。
タフで力強いノーフォークホーンと、成長はゆっくりですが肉質がよく多産のサウスダウンの長所を持ち合わせています。
Norfolk Horn
ノーフォーク・ホーン
ダウン種
短毛種
ブラックフェイスノーフォークや、オールドノーフォークなどの呼び名もあります。
他のブラックフェイス種は英国低地に分布していましたが、この羊はノーフォーク州のヒースランドという痩せ地にて発達しました。餌に乏しく、涼しいけど乾燥した土地でしたが、彼らはその土地に適応してきました。
このノーフォークからレスターやサウスダウンなどの品種が生まれ、更にサウスダウンとノーフォークとの交配で
サフォークが生まれました。
その後ノーフォークは絶滅への道を進み、1950年にはわずか10頭の雌と2頭の雄のみとなってしまいました。
Rare Breeds Survival Trustの大変な努力により、復活が試みられ、純血の雄の不足の中、血筋の近い
サフォークやウィルトシャーホーンと掛け合わせつつ90%以上ノーフォークの誕生に成功します(1973年には最後の純血種が死亡しています)。
1986年にはRBSTによって絶滅危機のカテゴリー1(Critical)に指定され、その後数は増加しましたが、
ノーフォークホーンはカテゴリー4(At Risk)として現在も保護されています。
Herdwick
ハードウィック
山岳丘陵種
英国湖水地方
ハードウィックは英国のカンブリア湖水地方の羊です。名前の由来は古ノルド語の「羊の牧草地」より。
メリノ種などのより商業化された種に比べて、容量や毛の品質が低いのですが、タフで、農作に不向きな地形の湖水地方でも住む事ができるため珍重されています。
今大変話題の口蹄疫が2001年に英国で流行した際に危機に瀕したそうですが、何とか生き延び、その貴重さや自然美のため保護されています。
ハードウィックは長命かつ体が丈夫な事で有名です。
1974年の冬に記録的な悪天候に見舞われた際に、雪が4.5m降り積もり、98頭の羊が雪に埋もれてしまったそうですが、雪が止んだ後掘り起こしてみると、その内95頭が生き延びていたという話もあるそうです。
体の毛は真っ黒なのに顔と手足だけ真っ白な
状態で生まれてくる(生まれたときは真っ黒な事もあるみたいです)とても特徴的な外見の羊です。体の毛は年を取るにつれて茶や白になっていくそうです。