群れの羊の9割が大量死


Die-off decimates bighorn sheep herd




The wild bighorn sheep in the Elkhorn Mountains have suffered an “all-age die-off,” with only 19 found alive last week.




 モンタナ州のElkhorn山で、今年に入ってから、ある羊(写真の角の大きな羊)の群れのおよそ9割が大量死するという悲惨な事が起こりました。
 生物学者のTom Carlsen氏によると、本来220頭はいたであろうその群れでは現在では19頭しか確認出来ていないそうです。


 調査によると、羊たちは肺炎にかかっていたようですが、それが飼い慣らされた羊との接触によってもたらされた可能性があるそうです。飼育羊には、肺炎の免疫があるそうですが、野生の羊には致命的とのこと。
 一部の飼育羊あるいは群れごと混ざっていた(交配?)事も確認されたそうです。


 どうやらもう自然に群れの個体数が回復することはありえないそうで、他の場所から羊たちを移住させるなどの何らかの対策をとらないと絶滅してしまうかもとのこと。でも、まだ肺炎そのものは消えたわけではないので、これから生まれてくる子羊にも影響するかも、ということなので心配です。


 群れの9割が死亡というのが壮絶過ぎるのですが、それが年齢関係なくというのが悲惨ですね。体力の衰えていた老体のみが耐えられなくて死亡とかそういうのでしたら、まだ救いがあるのですが...

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